※今年の九州豪雨で我々が行った地域も被害を受けました。被災地の一日も早い復興を願っております。
九州遠征も残り2日。最後の2日間はどちらも大授搦(東よか干潟)へ行く予定。今日の天気はあまり良くない。
シギチは同定が不安だが勉強の成果を出せるように頑張りたい。
普通のシギチポイントは干潮が観察のベストタイミングであるが、ここは満潮がベストタイミングだという。干潟が遠くまで広がっているため干潮だと鳥が散らばってしまい観察できないらしい。
出発の準備をしているとカササギが出た。
カササギ
さすが佐賀県。こんなに簡単にカササギが見れるとは。針金ハンガーが組み合わさっているものはカササギの巣だろうか?やはりカラスの仲間というべきか。
ついに干潟に到着。いったいどんな光景が広がっているのか。
そこには想像を超えた世界があった。カメラを構えた人たちのわずか数メートル先にダイゼン、ダイシャクシギ、ハマシギ、クロツラヘラサギが群れを成している。これほど多種多様な鳥たちをこれほど近距離でみられる場所はそうないだろう。
ダイシャクシギ
少し探すだけで他にもいろいろ見つけられる。
ヘラサギ(クロツラを撮ったらたまたま写った)
ミヤコドリ
ズグロカモメ
セグロカモメだろうか?なんか右の奴少し小さい気がするが・・・
こちらはオオセグロカモメ?光条件で見え方は変わるだろうしよくわからん。
カモメ類の勉強をしていなかったので「後で同定できる程度の写真を撮る」という目標は達成できないことが来て10分ほどで分かってしまった。
はるか遠方にミサゴ
ツクシガモ
ハマシギとシロチドリとメダイチドリ
潮が満ちておりエサが取れないので休んでいるようである。よく見ると・・・
すでに夏羽になっているメダイチドリが。
ソリハシセイタカシギ(通称アボセット)
N先輩が発見。先輩が「アボ!アボ!」と言って教えてくれたが勉強してなかったらアボセットのことだとわからなかった可能性が高い。
ダイシャクシギの群れを見ていると、新たにダイシャクシギが1羽飛んできたので飛翔写真に挑戦。
上手くいきませんでした。やっぱり飛翔写真はムズイなあ、あれ?こいつ翼下面が茶色い・・
降りたところを探すとダイシャクシギより茶色っぽいシギが。
ホウロクシギ
ホウロクシギだ!自力発見はそうそうないので嬉しい!確かにダイシャクより全体的に茶色いし体下面も茶色。図鑑とかで見るよりも本物のほうが違いが分かりやすい。他にも背中の色が違うらしい(ダイシャク:白 ホウロク:茶)が確認できず。翼下面はさっき見た通り。まあさっきの奴と同一個体であるという確証はないが、このときホウロクは1羽しか確認されていなかったらしいのでたぶん同一個体。
オオハシシギ
ツルシギ
ここら辺はわからなかったので先輩たちに教えてもらった。
ズグロカモメはかなりたくさんおり、低空を飛ぶので飛翔写真に挑戦しやすい。
まあ大半は失敗したんですがね。でも数が多いのでいい写真が撮れるまで挑戦できる。
ときどき干潟に急降下するカモメがおり、何をしているのかと思っていたが・・・
カニ食べてました。どうやって食べるのだろうと思っていたら何度も噛みついて(つつくのではなく首を少し引いて勢いをつけて噛みつくという感じ)最後にはそのまま丸吞み。何度も噛みつく目的は甲羅の破壊ではなく弱らせることだったのかな?カニはすでに動いてなかったんだがな。
モズ
なぜかモズが現れた。近くの公園から来たのだろうか。
潮が引き鳥がまばらになってきたのでここで終了。ちょうど昼頃なので昼食をとりつつ午後の計画を立てることに。(そしてここでベストタイミングは満潮であるがその1時間ほど前に行く方が良いということを知る)
とりあえず適当に回って時間をつぶすことに。
農耕地を回るがあまり鳥が出ないので近くにあった大きな公園に行くことに。
シロハラ、コゲラ、オカヨシガモなど鳥の出はわりといい感じ。N先輩はヒレンジャクがいたって言ってたけど本当ですか?確かに変な声はしましたけど。(この1ヶ月以上後に有名なヒレンジャクのポイントで同じ声を聞き本当にヒレンジャクだったことを知る)別のチームも合流し探したがヒレンジャクは見つからず。
暗くなってきたのでここで終了。さすがシギチの聖地。凄すぎて午後が地味になってしまった気がする。ホウロクに関しては勉強の成果が出たが他は全然ダメだった。明日もまたホウロク見れるといいな。そして出来れば自力で発見したい。
この日のライファー
カササギ
ソリハシセイタカシギ
ホウロクシギ
オオソリハシシギ
オオハシシギ
ツルシギ