コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

コクワガタ飼育

ヒメマイマイカブリを採っていたときその副産物としてコクワガタの幼虫が採れたわけだが、一部は持って帰って飼育している。

 
神奈川県T川産(2頭)

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神奈川県S川産(5頭)

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合計7頭。全個体お尻が透明であるが、これは不凍液を溜め込んで体が凍るのを防いでいるかららしい。ちなみにヒラタやオオだと体内を不凍液で満たすことはほとんどないとか。個人的にはヒラタは土中の材、オオクワは太い材におり熱が伝わりにくいから不凍液を溜め込む必要がないのではないかと思っている。でも西日本ではヒラタがめちゃくちゃいるらしいのでちょっと微妙。西日本ってそんなに暖かいの?
 
あとコクワは白枯れを好むが赤枯れや黒枯れにもいるという。さらには松材から出てきたなんて話も。こいつらの適応力半端ないな。
 
 
採った7頭は全て3齢。大きいうえ頭でっかちな、まだまだ成長が望めそうな2頭は菌糸ビン、それ以外は菌糸プリンカップに投入した。使用した菌糸ビン&プリンカップは大夢Bプロスペック。大きいといってもコクワ、それに3齢なのだから全部プリンカップでも問題ないだろうけど少しでも大きい成虫にしたいという気持ちはあるので。
3齢だと発酵マットのほうが暴れないので良いというがこれくらいの頭数だと発酵マットのほうが高くついてしまう。かといって材飼育はスペースをとるので却下。という事で菌糸ビン&プリンカップにした。
 
投入してから1ヶ月が経過したころ、表面に水が溜まってきてしまい、これでは酸欠になるだろうと表面の皮膜を削り取ったところ、一部の幼虫は暴れ出してしまった。どうやら何もしないほうが良かったらしい。特に暴れがひどかった3頭は移し替えることにした。

f:id:komyushokaras:20210317223233j:plainf:id:komyushokaras:20210317223305j:plain移し替えた幼虫の1頭。尻だこが左右非対称。奇形だろうか?

 

この奇形と思われる幼虫は、移し替えて数日経つと同じところを掘り返しては埋め直すということを繰り返していた。その後は周りの菌床を頭や胸でグイグイ押すという行動をするようになった。次第に幼虫の周りにはやや長めの卵型の空間が出来ていった。どうやら蛹室をつくっていたようだ。

 

f:id:komyushokaras:20210327093320j:plain移し替えから10日後。蛹室の形はほぼ完成しているように見えるが幼虫はまだツヤがあり前蛹にはなっていない。蛹になるのはもう少し先だろう。

 

蛹室をつくり終えたら身繕いのようなことを始めた。

 

 

 

 

それ以外の幼虫も投入から2ヶ月ほど経ち菌糸が劣化してきたので前頭移し替えることにした。

 

菌床カスはこの子にあげることに。

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近所で採れたカブトムシの幼虫。

 

 

さらに3月16日に福島県でシュロの材を割っていたらクワガタの幼虫(2齢)が2頭出てきたのでこちらも飼育することにした。種はわからないがたぶんコクワガタだろうな。シュロに入り込むクワガタなんて聞いたこともないぞ。