コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

野毛山動物園 前編

桜木町に行ったついでに野毛山動物園に行ってきました。

だいたい10年振りくらい。ズーラシアのほうが家から近いんでそっちばかり行ってたけど、入場料無料はありがたいよね。カメラを持ってきていなかったので今回は全てスマホで撮影。

 

レッサーパンダ

意外とあっさり見つかった。ズーラシアほど広くないし植物も密生してないからかな?

 

ワシントン条約と密輸について

未だに続いている密輸。摘発された個体は基本的には二度と野生には戻せない。動物園や水族館はこうした個体を保護する役割も担っている。

 

ヘサキリクガメ

メディアに取り上げられたこともある個体。どういう環境だとこんな甲羅になるのだろう?それと76頭も盗んだって凄いな.... さすがに子ガメだろうけど。密猟などは貧困問題も絡んでくるのでその努力を他に回せば?とかは言いづらいのが厄介。

 

特定動物の標識

この標識は特定動物の飼養または保管の許可を得ていることを証明するもの。以前話題になったアミメニシキヘビの飼育者は飼養施設(ケージや水槽などのこと)を勝手に変更してしまったらしい。

 

ボールニシキヘビ

何故シェルターがヤカン?しかも狭いのか収まってないし....

 

バタグール(手前はインドセタカガメ

こちらも摘発された個体。甲長50cmくらいあって日本のカメよりだいぶ大きい。同居しているインドセタカガメがあんまり大きくないこともあって果てしないバケモノ感が出ている。

 

子ガメたち(ヘサキリクガメホウシャガメ、キバラクモノスガメ)

やはり可愛い。こういう姿を見ると飼いたいと思ってしまう。ちなみに全部附属書Ⅰ。

 

インドライオン

表からはほとんど見えないけれど....

裏から見るとこの通り。裏側からも見られる工夫は面白い。

プロフィール。ズーラシア生まれなんだ。昔はアフリカライオンがいたはずだけど変わったみたい。

 

スマトラトラ出園について

スマトラトラ上野動物園に出園中とのこと。基本的に一度飼育下においた動物は野生に戻せないんだけど、絶滅の危機に瀕した種の場合は例外(ほとんど最終手段に近いけど)。保全の取り組みとして日本各地で行われている。

 

キリンとグレビーシマウマ

動物園の花形ともいえる存在。でも知名度のわりにはあまり知られていない。シマウマは3種いるとかキリンの分類は議論中だとか。

グレビーシマウマは最大のシマウマで大きなものは体重400kgを超える。縞模様はきめ細かく、最も美しいシマウマと言われることも。絶滅の危機に瀕しており、野生個体はわずか2000頭と推測されている。ちなみにズーラシアにいるのはサバンナシマウマで野毛山とは別種。

キリンの個体数

キリンの分類については未だにはっきりしておらず、このパネルで紹介されている1種説と4種説のほかに6〜8種に分ける説もあるんだとか。それぞれの説がどれくらい支持されているのかは知らないけど。

世界キリンの日なんてあるのね.... 知らんかった....

 

ベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴ

手前から2番目の個体、頭を左右に振りながら嘴を細かく動かしており、一見すると採餌に見えるが、よく見ると嘴は水面についておらず空中でユラユラ動かしているだけである。一体何をしているのだろう?

 

アリクイの解説パネル

動物園の解説パネルのなかにはかなり専門性が高いものもあるので侮れない。特に分類のパネルは高校生物~大学で習うような内容である。

 

インドクジャク

昔は放し飼いだったが今ではやっていないらしい。高齢になったことで、確実に繁殖させ個体数の減少を防ぐためらしい。鳥インフルエンザとかの面からもケージでの飼育になって良かったと思う。

見ていると羽を広げてくれた。格子にピントが合っちゃってるけどご容赦ください。放し飼いをやめたのは良いけどこう見るとちょっと狭そう。繁殖シーズンは終わってると思ってたけどまだ続いてるみたい。ちなみにクジャクが羽を広げるのは求愛のためだけでなく他のオスへの威嚇など、自分の存在を視覚的にアピールするためであるらしい。また、自分は1度だけ見たが、まれにメスが羽を広げることもある。

あとクジャクの鳴き声って遠くから聞くと良いけど、近くで聞くとトランペットを全力で吹いているかのような爆音である。個人でクジャクを飼う人もいるというけれど、かなり広い土地を持ってないと近所迷惑になりそう。

 

長くなったのでこの辺りで切ります。後編へ続く→野毛山動物園 後編 - コミュ障カラスの生き物ブログ