お久しぶりです。
今年はなかなか鳥見に行けず。合間を縫って近所の公園へ行ってきました。
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ホシハジロと雑種カモとジョウビタキとルリビタキ - コミュ障カラスの生き物ブログ
ここは鳥に関しては初夏はそれなりに賑やかだが、盛夏の間はそうでもない。秋の渡りにはまだ少し早いので鳥は期待できない。虫やヘビを狙う。
まずはカエルが産卵していた池のうちの1つへ。すでにオタマジャクシはいない。久しく来ていなかったのでカエルになったのかはわからない。
泥に潜っていたりして見つけづらいけどよく見ればいっぱいいる。ほとんどは若い個体だが、たまに大きくて赤い個体(いわゆるマッカチン)を見ることがある。
食事中の個体。食べているのはデトリタスだろうか?
オオシオカラトンボ
水辺に普通に見られるトンボ。オオシオカラトンボって名前のわりにあんま大きくないよね。ちなみにもう少し早ければシオヤトンボも見られる。
この他には目ぼしいものが見られなかったので、場所を移動しながら出てきた生き物を適当に撮影。
エビイロカメムシ
ススキなどのイネ科植物の汁を吸うカメムシ。写真は幼虫。
日本最大級のバッタであるがそれはメスの話。オスはずっと小さくて細く、飛ぶときに「キチキチキチ....」と音がするのが特徴。メスはキチキチいわない。
オンブバッタ
何処にでもいて、意外とカラーバリエーションが豊富な小型のバッタ。この個体は所々ピンク色をしている。
正直そんなにショウリョウバッタに似ているとは思えない。頭の尖りも弱いし後脚も短い。また、いつも葉に体をぴたりとくっつけており、こちらに気づくと葉の裏に回り込むなど、まるでヨコバイのような行動をとる。
ツチイナゴ
かなり大きい終齢と思われる幼虫が2匹。しかしまだ小さい幼虫も見られた。成長スピードの差に驚いたが、冬までに成虫になれば良いのでそんなに問題ないのだろう。
イネの害虫として知られるがそれ以外のイネ科植物も食べる。翅の長さは個体差が大きく、ハネナガイナゴのように長い個体もいるんだとか。
ヒナバッタ
どこにでもいるバッタだがその割には知名度が低いように思われる。春先から真冬までかなり長く見ることができる。
クルマバッタモドキ
1枚目はオス。下2枚はメス。うちの近所にはトノサマバッタもクルマバッタもいないので「デカくて頭の丸いバッタ」はクルマバッタモドキとツチイナゴのみである。子供の頃はこいつがトノサマバッタだと思っていた。
これだけたくさんのバッタがいれば当然それを狙う捕食者も。オスのショウリョウバッタがナガコガネグモの餌食となっていた。
ナガコガネグモに似ているが細身で網の構造も異なるし、網を張る位置もやや高め。網の目が細かいこと、獲物がかかるとまず噛みつき、そのあと糸でぐるぐる巻きにすることから、小型の獲物を主に狙うのではないかと個人的に思っている。
クモの一種
アオバハゴロモを捕食している。網があるとはいえ自分より大きな獲物をとらえるのはいつ見ても驚く。
※2023. 2. 5 追記
ニホンヒメグモと判断しました。
この辺りでは最も普通に見られるカマキリ。適当に歩き回っているだけでこの通り。ヤドリバエの卵がついているものもいた。この日はオスばかりでメスは1匹しか見つけられなかった。しかも全部緑色型。
ここではオオカマに次いでよく見られるカマキリ。緑色型が多いけど、脚の色などに違いが見られる。
ウチワヤンマ
7月に比べるとだいぶ減っており季節の移り変わりを感じさせる。コシアキトンボもいなくなっていた。代わりに(?)ギンヤンマが飛んでいた。
↓7月のツイート
今年もこの2ショットが見れました pic.twitter.com/Z6MAzFnAgk
— s6m3s3n4? (@s6m3s3n4) 2022年7月10日
カルガモは夏だろうが冬だろうがたくさんいる。今年は結局ヒナを見られず。
相変わらずカメラマンたちがたむろしていたので少し離れたところでトンボを撮っていたら近くに飛んできた。あんまツヤがないけど換羽中なのか?それとも幼鳥?
幼体。草の上で日光浴中。
アオスジアゲハ
地面で吸水中。吸水集団を形成することもあるらしいけど自分は見たことない。そもそもこの辺りはアゲハの仲間の個体数が多いとは言えないし。
鳥はカルガモとカワセミの他はハシブトガラス、ドバト、ガビチョウくらいしか見つけられず。やっぱり鳥はこの時期は渋いなぁ.... ヘビも出なかったし。
もうちょい涼しくなればもっと長く外に出ていられるし、鳥も来るし楽しくなるだろうな。