4月の下旬、キジが見たくなったので某遊水池へ。東京都の某所では頻繁に鳴き声が聞こえていたので、こちらでも見られるのではと思い行ってきた。
天気は良くないが雨は降らない予報だったので決行。時折雲の切れ間から太陽がのぞく。キジ狙いだから見なくても良いんだが、カモの状況も気になるので池も見てみる。
まず目に入るのはコガモとオオバン。そしてそれにまじってカルガモ。マガモやハシビロガモはもういないし、コガモとオオバンもだいぶ減っている。
7~8人がバズーカを構えたり三脚を立てて座り込んでいたりしていたので気にはなっていたが、シマアジでしたか。嬉しい想定外だが、こういう集団が居座っている状況は苦手なので足早に立ち去る。
バン
茂みから姿を現したと思ったらあっという間に別の茂みへ。泳ぎが下手と言われることもあるがそんなことはない。
カメの足跡
タイヤを転がしたような独特な足跡があちらこちらにある。水がないところもよく歩き回るのかもしれない。
タシギ
2羽確認。一緒にいたわけではなくかなり離れたところにいた。この時期まで残っているとは思わなかったのでこちらも嬉しい想定外。
まだ多くないがさえずりが聞こえる。ホオジロは冬のほうがよく見るけど一年中いるっぽいのよね。
池は一通り見たのでキジを探しにポイントを移動。
出迎えてくれたのはホオジロとアオジ。アオジもまだ残ってたのね。
モズ
雌雄合わせて3羽のモズがギチギチ鳴いていた。なんだか険悪な雰囲気だがどういう状況?
3羽のアオサギがわずか5mほどの区間に集まってた。休憩所としてこの場所は適しているのだろう。成鳥は脚や嘴がわずかに色づいている。
ポツンとオスが1羽だけ。換羽が始まっている。
カワウ
木の上で休憩中。この日は5~6羽といったところ。
羽を乾かすカワウ。翼の構造がよくわかる。尾羽の付け根にあるのは尾脂腺か?
案の定いつもと同じ場所に。さすがに同一個体ではないだろう。複数羽いることもあるし。この場所はイソシギにとってかなり条件が良いようだ。
シロカネグモの一種
昆虫やクモも数が増えた。そして大きくなった。このシロカネグモはだいぶ大きいが成体なのだろうか?
少なくとも2羽を確認。ツグミはわりと長居する。下手すりゃゴールデンウィーク辺りまで見られる。
ここはドバトが多いがキジバトも多くよくさえずりが聞こえる。人が近づいても逃げないのはまだ良いが、自転車が来てもなかなか逃げないのは見ててハラハラする。
本命のキジは全く見つからない。遠くから1声聞こえたのでいるのは間違いないが、それっきり鳴き止んでしまい姿を見ることはできなかった。まさかシーズンは終了してしまったのだろうか?東京で鳴き声を聞いたのは数日前だったんだがなぁ...
この時点で時刻は17時を回ったころ。さすがに今日は無理そうなのでキジは諦め池へ戻る。
カワウ
タシギ
ツバメ
予想通りのメンツ。昼間とそんなに、ではなく全く変わらない。タシギは3羽いたんだけど1羽が他の2羽を追い払ってしまった。ツバメとイワツバメは池の上空を賑やかに鳴きながら飛び回っているが、数羽が岸辺に降りて休んでいた。こう見ると結構青いね。でもP900は暗いところで撮影すると色が濃くなることがあるからそのせいかも。
さすがに時間も遅いのでもう人はいない。そこそこ距離も近く、こうなると独り占め状態である。
しかしシマアジたちはお休みモード。昼間も寝てたけどずっと寝てるね君たち。自分が見てない数時間の間に採餌などは済ませたのだろう。
タシギやオオバンが近くを通っても起きる気配なし。時折目を開けるので多少は気にしているようだがそれだけで、顔を上げたりはしない。警戒するような相手ではないとわかっているのだろう。
遠くのほうでオナガがねぐら入りを始めた。時刻は17時半。暗くなってきたのと寒くなってきたのでそろそろ限界。この日はこれで終了することにした。
しかしこれほどキジが見られないとは思わなかった。以前は1日に3羽のオスを見ることもあったのに。単に隠れているだけなのか?それでも1声しか聞こえないのはなぜか?訪れたのは4月下旬なのだが、もう繁殖期は終わってしまったのだろうか?納得がいかないので翌日もキジを探すことにした。その2はコチラ→キジはいずこへ... その2 & ちょっとしたお気持ち - コミュ障カラスの生き物ブログ