※筆者は論文をまだ碌に読んでいません。内容には間違いが含まれている可能性があります。お気を付けください。記事の最後に論文を載せておくので、興味のある方は読んでみてください。
恐竜科学博の“ブラッディ・メアリ(Bloody Mary)”
先日noteを始めてこんな記事を書いてみたりした。本記事ももともとはnoteに投稿する予定だったのだが、想像以上に長くなったし、リンクの貼りやすさとかもあるしでブログに投稿することにした。
筆者は昔ほどX(旧Twitter)に触れなくなったこともあり、情報を得るのが遅くなっている。このナノティラヌスについても今月に知ったという遅さである。 ナノティラヌスはティラノサウルスの幼体か否かという論争が長いこと繰り広げられているが、ここ最近は別種説が続けて出ており(*1、*2)、どうやらそちらが優勢のようである。NCSM40000という標本番号を得たブラッディ・メアリ(Bloody Mary)は少なくとも14歳、標準的な推測では20歳の亜成体〜成体と考えられるとのこと。また、歯の数、椎骨の数、前肢の絶対的なサイズなど、いくつかの相違点は成長段階の違いで説明できるものではないと改めて示されたこと、ティラノサウルスとナノティラヌスだけが共有する特徴を見出せなかったこと、系統解析の結果ティラノサウルス科の外にきたことから、ナノティラヌスは独自の種であると結論づけられたようだ(*1)。
以下は筆者の感想である。
筆者は別種(別属)で納得している。ただ、2020年に発表された論文ではジェーン(Jane BMRP2002.4.1)は13歳、ピティ(Petey BMRP2006.4.4)は15歳と推定され、成長は止まっていないとされたはず(*3)。件の論文は「ナノティラヌス=ティラノサウルス」の論調だったという点は考慮する必要があるが、ジェーンよりもやや小さいとされるブラッディ・メアリはそんなに年上なのだろうか?まあ、筆者のような背の低い大人もいるだろと言われれてしまえばそれまでなのだが.... それにその論文のキモは各個体の成長速度が年によって大幅に変動していたという点なので、ブラッディ・メアリの年齢とは矛盾しないどころか後押しするものである。
ちなみに、2026年に「ティラノサウルスの成熟年齢は35〜40歳」という説も発表された(*4)。その論文はジェーンとピティがナノティラヌスであることを支持する内容であるそう(その2個体を除外すると綺麗なデータになる的な感じなので根拠としては.... という感じだが)。
系統解析については過去、タルボサウルスの幼体とラプトレックスについてなんやかんやあったからなぁ.... と思ったら、ラプトレックスについては逆に独自性を見出せなかったという話が最近出たそうな(*5)。だからこの点は気にしなくても大丈夫かな?
ドリプトサウルスと近縁というのは納得できる.... というか、ブラッディ・メアリの前肢の情報が出た際、ドリプトサウルスを連想したのは筆者だけではないはず。もしかするとナノティラヌスはドリプトサウルスの末裔なのかもしれないという筆者の妄想は、あながち的外れでもなかったようだ(もっとも両者の生息年代はほぼ同じなのだが....)。
ただ1つ気になるのは、筆者が子供の頃(もう20年も前である)には、ナノティラヌスの特徴の1つに脳の大きさ(脳函の形)が挙げられていたのだが、ここ最近の論争では肯定派も否定派も、その点については全く触れていないことである。ここまでスルーされているということは使えないと判断されているのだろうが、もしかしてアーティファクトだったとか?それとも潰れて形がわからないと判断されたのだろうか?
それにしても、ナノティラヌス論争に決着をつけるのではと言われていたモンタナ闘争化石(Montana Dueling Dinosaurs)が、本当に重要な化石になるとは。なんだか感慨深い。トリケラトプスのほう(愛称はマーフィー(Murphy)、標本番号NCSM40001)も面白そうだけどなんか論文出てないかな?
ただ筆者は、これで論争は決着とは、きっとならないんだろうなぁ.... という諦観も抱いている。そもそも両者の間には結構違いがあって、「これは成長段階で説明つくから!」「いやつかえねぇから!」という争いが続いていた(いる)だけなのだ。先述のジェーンとピティの年齢に関する論文が発表されたときもこれで決着とか言われてたし、また5年くらいでひっくり返る可能性も無きにしも非ずである。
参考文献
*1:幼いTレックスか別の恐竜か、40年来の論争についに決定打か | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
(論文→ Nanotyrannus and Tyrannosaurus coexisted at the close of the Cretaceous | Nature)
*2:ナノティラヌスは幼いTレックスではなかった、さらなる証拠 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
(論文→ A diminutive tyrannosaur lived alongside Tyrannosaurus rex | Science)
*3:論争中の恐竜、実は若いティラノサウルスだった | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト
(論文→ Growing up Tyrannosaurus rex: Osteohistology refutes the pygmy “Nanotyrannus” and supports ontogenetic niche partitioning in juvenile Tyrannosaurus | Science Advances)
*4:PeerJ Prolonged growth and extended subadult development in the Tyrannosaurus rex species complex revealed by expanded histological sampling and statistical modeling
「ティラノサウルスの成熟年齢は35〜40歳」という論文
*5:Taxonomic reassessment of juvenile tyrannosaurine specimens from Asia reveal large biogeographic ranges in tyrannosaurids - ScienceDirect
「アジアティラヌスとラプトレックスについては別種とする根拠は得られなかった」という論文
2026年は午年ということで、銀座三越でやってる武豊の特別展を見に行きました。
競馬関係者だけでなく、サブちゃんやノリさんからのお祝いも。
歴代ダービー勝利時の勝負服。武豊は2位にダブルスコアの、日本ダービー歴代最多勝記録を保持している。
歴代中央G1勝利。そこそこ引いて撮ったのだが、それでも収まり切らない。そして先週1つ増やしたんだよな(
筆者がリアタイしたのはこの辺り。今は無料ライブ配信もあるから追いかけやすいよね。
家から持ってきたドウデュースとツーショット。これがぬい活ですか。
2024年凱旋門賞時の写真。日本人としては武豊と坂井瑠星の2人が参戦していた。クリスチャン・デムーロやライアン・ムーアやミカエル・バルザローナなど、錚々たる面子である。なお、このとき勝ったのはロッサ・ライアン。彼は日本ではスミヨンに肘鉄されたことで有名である。
お土産のディープインパクトとYUTAcurry。パッケージは新バージョンだが、たぶん第1弾だろう。スパイスが効いた、とても美味しいチキンカレーだった。ちなみに第2弾である俺辛は売ってなかった。口内で幸vs池添のプロレスとスミヨンの肘打ちが行われ、その衝撃で咽び泣く様を笑う武豊を幻視し、4日分の牧場の朝を拝めるという辛さ(
ディープをお迎えして思ったんだが、やっぱりドウデュース太くないだろうか?
検証写真。もともと鼻(というか顔)が太めに作られているうえ、鼻革で締められてるからさらにムチィ!!!ってなってるように見える。
ハマシギとミユビシギ
第一趾(後趾)を持つミユビシギ。ミユビシギは普通第一趾が退化しているが、たまに第一趾を持つ個体がいるとのこと。これでは三趾鷸ではなく四趾鷸である。
だいぶ換羽が進んだミユビシギ。近くにいたトウネンとほとんど同じ大きさに見えたので「この顔でトウネンなの!?」と混乱したが、写真を見返すとやっぱりミユビシギだった(
こちらはずっと片足で歩いて(というか跳ねて)いたミユビシギ。休息直後など片足で跳ねて移動することがあるのは知っているが、この個体は採餌中であり、しかも筆者が見ている間はずっと片足で移動していた。もしかして怪我をしていたのだろうか?
こちらのハマシギも片足で跳ねていた。左脚が外側を向いており、歩くことができないようだ。この脚が先天的か後天的かは不明だが、他の個体に比べ換羽が遅れているあたり、脚のハンデは軽くはないようである。
キアシシギ
獲物を追いかけて下嘴を水に入れた姿勢で走り回る。このような狩りを行うとは知らなかった。
トウネン
メダイチドリ
メスと思われる目元が褐色の個体。冬羽だと雌雄ともに目元が灰褐色なので冬羽が残っているのかとも思ったが、この個体は換羽がだいぶ進んでいるので、目元の違いは雌雄の違いと思われる。
ダイゼン
獲物に狙いを定めているのか突然静止することがよくあるが、その時しばしば片足立ちの状態になる。全くブレずにピタッと静止するのには驚かされる。

チュウシャクシギ
大きさや色には個体差が見られたが、この違いは何なのだろう?雌雄差?それとも年齢差だろうか?
オオソリハシシギ
1羽が採餌中、突然嘴を掻き始めた。何があったのかと写真をよく見ると、呑み込もうとしたコメツキガニに舌を挟まれて悶絶していたようだ。この後コメツキガニを払い落とし、改めて吞み込んだ(
キョウジョシギ
キョウジョシギの属するArenaria属は英語ではTurnstoneと呼ばれ(
コアジサシ
スズガモ
上記の2羽ほどではないがちょっと戸惑った個体。メス夏羽のような耳羽のパッチはあるが、嘴基部の白色部はない。先述の『決定版 日本のカモ識別図鑑』を見ると、オス1年目冬が近いように思われる。
ハヤブサ
チョウゲンボウ
多種多様なシギチが一堂に会する様は圧巻である。先述の通り

環境保全を訴えると、ネット上では高確率で人間が生きていくためには仕方ないんだという斜に構えた意見が出されるが、そもそも環境保全自体が人のためのものだし、人と自然は必ずしも対立するものではない。生き物たちは意外と人の営みを利用したり、すぐそばにいたりするものなのである。潮干狩りをする人たちの横で採餌をするシギチを見ると、まだ希望はあるのではないかと思ってしまう。
トウネンとのサイズ差はこのくらい(右が写真の個体)。これを見るとどう見てもミユビシギだなぁ....
竹芝客船ターミナルのオブジェ。大きいうえにライトアップもされていて目立つ.... なんてことはない。高いビルに囲まれているので少し離れると全く見えなくなる。
筆者が今回乗船した橘丸。大型かつ派手な色合いである。スタッフの案内に従って半券を渡し、客室へ向かう。
筆者が予約した2等和室。和室とは言っても床は絨毯敷き詰めである。4〜12名の相部屋となっており、小さな枕と申し訳程度の仕切りがついている。今回は50人以上が乗船していたはずだが、それでもかなり余裕があったのか、筆者は往路も復路も部屋を1人で使用できた(2等和室はご覧の様相なのであまり選ばれないのかも)。
寝るスペースはご覧の通りかなり狭い。こういうときは広さをわかりやすくするため、ぬいぐるみとかを置くべきなんだろうが、筆者のバッグは機材や食料でパンパンであり、ぬいぐるみは断念せざるを得なかった(
橘丸の展望デッキ。船の後ろ側にあり、屋根がついていて、右舷と左舷が隔てられておらず、自由に動けるようになっている。鳥見のうえではこの構造はありがたい。
オオミズナギドリ
証拠写真レベルなら撮れないこともないが、どうせならもっと良い写真を撮りたいなぁ.... まぁ、今の筆者の腕と機材では高望みである。
突然1羽がポーンと高く舞い上がった。これはチャンス!とシャッターを切るが、残念ながら全てピン甘だった。
前方に見える八丈島。八丈島が近づいてくるにつれ、オオナギは少なくなっていった。海鳥だから陸にはあまり近づかないのだろうか?
オバシギ
橘丸の全体像。筆者のような東京〜八丈島間を1日で往復するスケジュールだと、橘丸の全身を拝めるのはこの時しかない。
カツオドリ
かなり長い時間船に並んで飛んでいた。トビウオでも狙っていたのだろうか。それとも船と並走することで飛ぶのが楽になるのだろうか。どちらにしろシャッターチャンスのはずだったが、ずっと船首のそばを飛んでいたので、船の後方にあるデッキからはよく見えなかった。残念。
クロアシアホウドリ
御蔵島。三宅島や八丈島とは異なり、島の周囲は断崖絶壁ばかりである。往路もそうだったが、この日は風が強めで御蔵島に接岸できず通過することに。
オオミズナギドリ
ウミネコ
三宅島に近づくと、船は一気に速度を落とし、島の周囲をゆっくりと回り始めた。波が落ち着くのを待っているのだろうか?
ミサゴ
アマツバメ
アホウドリ
遠くには行ってしまったものの、時間としてはそこそこ長く観察できた。印象としてはとにかくデカい。オオナギとは比べものにならないほどデカい。特に胴体のゴツさには驚かされた。北半球最大の海鳥の称号は伊達じゃない(
クロアシアホウドリ
アホウドリより一回り小さく細身だが、それでもかなり大きい。オオナギとすれ違ったところをたまたま撮れたのだが、翼開長110cmのオオナギが子供のようである。こうして並ぶとサイズ差に改めて驚かされる。
ダイナミックソアリングで飛んでいるので、ときどき海面からフワッと浮き上がる。そのときがシャッターチャンス.... というわけでもない。海面から離れたことで、海面にピントが奪われた際、より激しくピンボケしてしまう。こういうとき鳥認識AFがあれば上手く合焦してくれるのだろうか?鳥認識AFもそんなに万能じゃないかな?
アホウドリ
先ほどの個体に比べ背中の白色部が大きい。アホウドリは成長に従い白色部が増えていくので、先ほどの個体よりこの個体のほうが年上かもしれない。ただし、換羽の進行度合いには個体差があるとのこと。
余談だが、アホウドリ(阿呆鳥)という和名は蔑称であるとして、オキノタユウ(沖ノ太夫)に改名しようとする人もいるようだが、太夫とは遊女のことであり、それはそれで燃えそうなのは良いのか?とか、めくら(盲)やいざり(躄)のように、単語だけ使えなくして意味があるのか?とは思う。それに個人的な意見だが、アホウドリに遊女のイメージはあまりない。字面なら信天翁(しんてんおう)とか沖ノ尉(おきのじょう)のほうが相応しい気がする。派手さはない落ち着いた色合いや、風を利用する優雅な飛び方や、どこかのほほんとした顔つきなどからは、飄々とした好々爺という印象を受けるからである(
オオミズナギドリ
鳥見終了後は船内のレストランで夕食。今回の航路観察の一番の心配は船酔いだったのだが、アネロンの効き目はすごいことがわかった。

まともな写真が撮れたアホウドリは最後の個体だけだった。次こそはピーク時に訪れて、絶滅の危機から見事な復活を果たした海の翁たちの雄姿を目に焼き付けたいものである。
ほとんど一様に褐色の個体。推定アマクサアメフラシ。
全身に淡色の斑紋がある個体。これも推定アマクサアメフラシ。
同じく淡色の斑があるが、地色が濃く、斑の色が薄く、コントラストが強い個体。これもおそらくアマクサアメフラシ。
全身に淡色の斑があるが、さらにコントラストが強い個体。これもアマクサアメフラシ?以上の4タイプが最もよく見られたアメフラシである。
色合いは似ているが、斑の入り方が上記の個体とは少し違う個体。これはクロヘリアメフラシか?
黄色い地に白斑が入る個体。ミドリアメフラシだろうか?
緑がかった褐色の地に白斑と黒点が入る個体。これもミドリアメフラシ?ちなみに、写真だと見事なカムフラージュに見えるが、肉眼だと簡単に見つけられた。
黒褐色の地に無数の黄白色の斑を持つ個体。これはアメフラシ(Aplysia kurodai)だと思われる(
黄褐色の地に無数の白斑を持つ個体。先ほどの推定アマクサアメフラシとは異なり、体表には無数の皺がある。体表の皺や無数の白斑という点はアメフラシによく似ているが、色合いはミドリアメフラシっぽくも見える。
複雑な模様の個体。この個体はアメフラシよりもさらに皺が深く、体表が鱗状に見える。こんなに特徴的なんだからすぐわかるだろうと高をくくってたが見当もつかず。一体何アメフラシなのか....
アメフラシは春になると食事と産卵のため磯にやってくる。そして産卵を終えると死んでしまうそうで、その寿命は1年ほどだとか。つまりこのアメフラシ達はもう長くないということ。小さな潮だまりに取り残されて干上がりかけてたり、子ども達の格好のおもちゃにされていたりと、死の間際になかなかリスキーなことをするものである。
潮だまりにいるのはアメフラシだけではない。↑の写真の右の個体、一見アメフラシのようだが、背中に殻を背負っている。これはブドウガイという別の巻貝の仲間である。
ブドウガイ
クロシタナシウミウシ
ヨコエビの一種
↑の写真の個体、小さな別の個体を掴んでいるが、これは交尾前にメスをガードしているのだとか。ヨコエビの目的も食事と繁殖のようで、海藻に齧りついていたり、メスを奪い合ったりと、忙しく動き回っている。周りで走り回られたり、背中に乗られたり、アメフラシはさぞ迷惑だろう.... と思いきや特に気にしていないようだった。
オオヘビガイ
ヨロイイソギンチャク
ベリルイソギンチャク?
ムラサキウニ
場所によってはかなり密集している。繁茂した海藻を目当てに集まっているのだろう。大発生して磯焼け対策として駆除されることもあるというが、ここでもその片鱗がうかがえる。

カニの仲間
ホンヤドカリ
イソヨコバサミ
ミズヒキゴカイの一種
カエルウオ
コチドリ
クサシギ
ヒドリガモ
ヨシガモ
オオバン
カワウ
ダイサギ
オオジュリン
カワセミ
タシギ
オナガ
ツバメ
イワツバメ
チョウゲンボウ
ホシハジロ
セッカ
コチドリ
イソシギ
キジ
ヤマシギ
マルガモ(マガモ×カルガモ)
キジ
東側堤防には鳥たちがぎっしり。見える範囲でハマシギ、ミユビシギ、ダイゼン、ミヤコドリ、ユリカモメ、セグロカモメ、ウミウが並ぶ。完全にごっちゃになっているわけではなく、微妙に種ごとにわかれているのが面白い。
ハマシギとミユビシギは何に驚いたのかときどきわっと飛び立つ。そしてしばらく周りをグルグル回ってまた堤防に戻る。飛んでるところを撮れるチャンスだったが、なかなか上手くいかない。
堤防の近くの浜ではオナガガモ、ヒドリガモ、スズガモが休息中。沖の方にはオオバン、ハジロカイツブリ、ウミアイサも確認。
アカクラゲ
ワレカラの一種
シロチドリ
おじさんが去ると、1羽が筆者の近くまで来た。歩いたり止まったりを繰り返していたが、突然走り出すとサッと何かを捕まえた。
捕らえたのはコメツキガニ。脚をくわえて振り回し、少しずつ脚をもいで弱らせていく。やってることはなかなかスプラッタ。
激しく振り回すので、ときにはカニがポーンと遠くに飛んでいってしまう。それでも慌てる様子はなく、ゆっくり歩いて拾いに行く。最後はほとんど胴体だけになったカニを丸呑み。小さな鳥だが、まるでアニメやゲームの冷酷な敵キャラのような振る舞いである。
ミヤコドリ
群れの端で採餌する個体。だんだん近づいてくるのでこれはチャンス!と思ったのだが、どんなに待ってもせいぜいこちらから5〜6mあたりで引き返してしまう。相手は野生動物なんだ仕方ない。
ぐい〜っと伸び。帰宅後この写真を見た筆者は、「初列風切の下にもう一列白い羽があるぞ?下部雨覆か?それにしては長くない?」と思っていたのだが、初列風切の白斑が羽っぽく見えているだけだった。
ユリカモメ
上の写真は褐色の風切羽が残り、嘴や脚がオレンジがかった若い個体(第1回冬羽)。下の写真は褐色の羽は無く、嘴は真紅と言って良いほどの濃い赤色の成鳥冬羽。ありふれた鳥でも、じっくり見ると違いが見えてくるものである。
ウミアイサ
ハマシギ
ミユビシギ
迫りくるミユビ軍団。いつの間にかシロチドリは姿を消していたが、そりゃこんな大群がやって来たら怖いだろうな。
眼前に迫りくる群れに気をとられていると、いつの間にか別の群れに背後をとられていることもしばしば。迂闊に動くと飛ばしてしまうので、常に周りに気を配る必要がある。ただし、こちらが動かなくても、堤防にいたときと同じように、突然飛び立って周囲を旋回し、また近くに降りることを繰り返していた。ハヤブサが現れたわけでもないのになぜなのか。
足環のついたハマシギ(山階鳥研には報告済)。よく見ると背中から右後方に向かって針金のようなものが伸びている。釣り針か何かに引っ掛かったか?もっとよく見たかったが、この後すぐ群れとともに飛んで行ってしまい、二度と見つけられなかった。
VE0のフラッグをつけたミユビシギ(山階鳥研には報告済)。その距離わずか1m。これほど近距離で見られる場所は他にない。やはりここで鳥を撮るなら近づくのではなく待つべきである。

ハマシギとミユビシギの狂乱は1時間ほど続いた。飛び立った後に戻ってくる鳥の数が少しずつ減っていき、やがて誰もいなくなった。先ほどの狂騒は夢だったのかと思ってしまうほどの静けさだ。遠くに見える、まだ採餌を続ける小さな群れが、夢ではなかったと静かに語りかけている気がした。
ムナグロ
オオハシシギ
ムナグロ
オオハシシギ
アジサシ
カモメ
ハジロカイツブリ
ハマシギとミユビシギ
オオジュリン