コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

2024年3月 近所の公園 後編

前編はコチラ

鳥は一通り見たので次は虫。日当たりの良い場所には花が咲き、虫が集まる。でも思ったより少ない。やっぱり寒さか?

ベニシジミ

筆者はベニシジミには春のチョウというイメージを持っているが、実際は春から秋まで幅広く見られる。夏~秋には他のチョウも出てくるから目立たなくなるのよね。

翅の表。ベニシジミは春型の方が美しいと聞いたことあるが、その理由は前翅のオレンジ色の面積が大きく、鮮明に見えるからとのこと。筆者は夏型のベニシジミをじっくり見たことがないのでよくわからない。今年は夏型ベニシジミを撮ることを目標にしようかな。

羽化不全の個体。なんであの個体は全然飛ばないんだろう?と思っていたが、近づいてみて納得。なお、こんな翅だが飛んだ。さすがに短時間しか飛べなかったが。

 

モンシロチョウ

この日見られたチョウは大半がベニシジミだったが、たまにモンシロチョウ、ヤマトシジミルリタテハが見られた。もう少し経てばもっと増えるかな?

 

ヒラタアブの一種

ヒラタアブの一種

アシブトハナアブ

春を彩るハナアブたち。こちらもまだちょっと少ない。4月に期待。

 

ビロードツリアブ(ビロウドツリアブ)

春のアブといえばやっぱりビロードツリアブ。ムクムクした小さな毛玉のようなフォルムはとっても愛らしい。

オオイヌノフグリから吸蜜。タンポポなど大きな花から吸蜜する際は普通に花に止まる(上の写真参照)が、オオイヌノフグリなど、自身の体重を支え切れないほど小さな花から吸蜜するときは、止まってはいるが翅をはばたかせ続けてバランスをとっている。ホバリングでも良さそうに思えるが、それでは吸蜜できないのだろうか?

 

セイヨウミツバチ

ハナアブが多いがハナバチ類も2~3種見つかった。筆者が同定できたのはセイヨウミツバチだけだったが。

 

キリウジガガンボ

ここではお馴染みのガガンボ。ヒラヒラ舞っては草に止まり、しばらくするとまた舞い上がる。

 

コモリグモの一種?

地面を徘徊する小さなクモ。ハシリグモやコモリグモだと思う。動きが素早いので撮影はたいへん。

 

ヒシバッタの一種

地面でぴょんぴょん飛び跳ねているのはヒシバッタ。こちらに気づくとすぐに跳んでしまうので撮影は難しいが、「頭隠して尻隠さず」の状態になった個体を発見。やはりこちらが見えていないようで、簡単に撮ることができた。

 

ナナホシテントウ

地面を歩き回るナナホシテントウ。赤い体はよく目立つ。筆者は何故かテントウムシを撮影したことはほとんどない。

 

ソラマメヒゲナガアブラムシ

まだ規模は小さいが、カラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)には早くもアブラムシのコロニーが。

 

未同定

カラスノエンドウの花に付くイモムシ。シジミチョウ科の幼虫かと思ったがよくわからない。少なくとも鱗翅目の幼虫だとは思うのだが.... *1

 

カワゲラの一種

池に浮かんだ葉の上にカワゲラが舞い降りた。カワゲラの仲間はよく見るが、種類が全くわからないこともありスルーしがち。

 

クロヤマアリの一種

活動を始めたクロヤマアリ。せっせと土を運び出している。

 

ヒガシニホントカゲ

帰り道、公園入口の石垣からヒガシニホントカゲが出てきた。体には土がこびりついており、ちょっとくすんだ色に見える。夏場のトカゲには土が付いている印象はなかったのだが、どうやって土を落とすのだろうか?もしかしたら冬眠明けに脱皮をするのかも。

 

トビモンオオエダシャク

トカゲのすぐ近くには大きなガが。帰宅後に調べてトビモンオオエダシャクの可能性が高いと判断した。よく見ると右後翅がシワになっている。軽い羽化不全だろう。

 

生き物たちも春のメンツとなってきている。今年も蛙合戦を見逃したのは残念だが、カケスやヒレンジャクやツミやトビモンオオエダシャクを見れたから、トータルではプラスの気分。そして相変わらずジョウビタキがいない。ここ2シーズン連続である。タイミングもあるだろうし、たまたま筆者が見ていないだけなのかもしれないが、別の場所では普通に見るのが余計に不思議。何もなければ良いのだが....

*1:※2024. 4. 7 追記

アルファルファタコゾウムシ、あるいはオオタコゾウムシの幼虫のようです。鱗翅目ですらありませんでした。