コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

クリスマスルリビタキ

大学の課題が溜まっており決して暇ではないはずなのだが、何とか息抜きをしたくて記事を書いているストレス耐性のない筆者です。

 

 

12月25日に家の近所でルリビタキを見てきた。

 

ここは毎冬ルリビタキが入るらしく今季も2~3羽が入っており多くのカメラマンが訪れている。昨シーズンはこんなに人はいなかったはずなのだが、例の珍鳥の影響だろうか?

 

例の珍鳥のツイート。いったん抜けたのにまた戻ってきた。

 

 

さて、クリスマスだというのに1人で鳥見をしている僕だが、この日は幸運にも人が少ない。ルリビタキがどこに現れるのかわからないので適当な位置に立つ。

 

しかし一向に現れないルリビタキ。周りのおじさん達も諦めてポイントを移したのかいなくなっていた。自分も諦めてエナガを見ていたとき。

「ヒッ、ヒッ、カッカッ」

聞き覚えのある声。ジョビの可能性もあるが今季はこの辺りにジョビは入っていないのでこれはルリビ。

声を頼りに探してみると茂みの中から青い鳥が。枝が被らない位置までゆっくり移動してシャッターを切る。

 

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ルリビタキ(オス)

おお、鳥は綺麗だけど酷い写真。光量不足かな?でも日差しがバッチリ当たるような条件では綺麗な青色にならないから光は悪くないはず。単純に腕とカメラ知識の問題かな?

そんなことを考えているとルリビタキが近づいてきた。

 

 

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距離はおよそ5m。ここのルリビタキはわりと人に馴れており近づいてくるが、それでも普通はすぐに藪に入ってしまう。これはチャンスと写真を撮っているとルリビはさらに近づいてきた。

 

 

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およそ3m。柵の上に止まるという話は聞いていたが実際に見るのは初めてだ。やはり人がいないと出てくるのだろう。正確に言うと人はいたのだが、散歩に来た人やランナーは当然気づいていないし(このポイントは道からちょっと外れている)、鳥屋おじさん達も茂みのせいで気づいていなかったり、逆方向のアカゲラを見ていたので僕以外は全員10m以上離れており独り占めである。

 

 

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欲をかいてこちらから近づくとさすがに飛んでしまったが、少し離れたところに着地。この調子ならしばらくここにいるだろう。またじりじりと距離を詰める。

するとルリビタキはこちらに向かって飛び立ち、僕のすぐそばの地面に着地。その距離1.5m。

 

 

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地面に降りてから数秒間じっとしていたので何とか撮影することができた。さすがにこちらも慌ててしまって良い写真は撮れなかったが、個人的にはこれくらいで満足。

 

 

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また柵に戻ってしまったが、やっぱり逃げない。じりじり近づいてだいたい3mくらい。時々地面に降りて何かを探すが、さっきとは異なり一瞬で柵に戻る。

 

 

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最後はたまたま近くを走ったランナーに驚いて奥に引っ込んでしまったが、気づけば10分が経過していた。これだけ見られればもう充分。思いがけないクリスマスプレゼントとなった。

 

 

 

最後に余談であるが、ルリビタキが引っ込んだ数分後、カメラを持ったおじさんに「今ルリビタキ撮ってたでしょ。いつもこの時間に出てくるんだよ。」と話しかけられた。

この話し方からすると人がいても出てくるようにも取れるが、「この時間になると人がいなくなるから」とも取れる。果たしてどちらなのだろうか?

それにしてもあなた、今の今までアカゲラに夢中だったじゃん。いつこっち見てたの?ちょっと怖い。

 

 

それともう一つ。記事冒頭でも述べたがここは以前よりもカメラマンが増えた。そしてやはりというべきか、迷惑なカメラマンにも遭遇した。

ここにはルリビタキが2~3羽入ったといったが、ここから少し離れたところで別の個体(若オス?)を見ることができる。

 

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このすぐ近くに水場があり、そこに水浴びのためにやってくるようだ。ルリビタキ以外にもメジロヤマガラ、ウグイス、ヒヨドリアオジなど多くの鳥がやってくる。

 

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ただし水場の前に藪があって水場は見えず、さらにその前に柵があり人が入れないようになっている。一応、柵にのぼれば水場は見えるが、距離がかなり近いためそんなことをすると鳥は逃げてしまう。

そんな場所で24日に鳥見をしていたときのこと。このようなことが起こった。

何というか、あきれるばかりである。それくらい予想つくだろ、と言いたい。そのおじさんは鳥が逃げたことにも気づかず、特に悪びれた様子もなく去っていったが、もう二度と来ないでくれと言いたい。本当はもっと言いたいのだが、さすがにブログに書くのは憚られる。読者の皆様がこんな体験をしないことを願っています。

 

最後に愚痴となってしまったが、こういう輩はどの界隈にもいるものである。ただ、新しく界隈に入る人をこんな迷惑な人にさせないことは出来るはず。少しずつ地道に教えていくしかない。

 

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この場所は鳥も虫もたくさんおり、僕が小さい頃から何度も通った思い出深い場所である。これからも大切にしていきたい。