コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

潜水士【合格体験記】

潜水士免許を取得しました。学生時代は遊びほうけて運転免許以外の資格は何一つ取っていなかったので、就職のためにも何か取っておくかと思い、まずは潜水士と生物分類技能検定に目を付けた。どちらも合格したので、合格体験記を書いてみることに。生物分類技能検定については別記事で。

目次

 

受験動機

受験を決めたのは2023年9月頃。水族館職員とか潜水士の資格が必要だったりするので気にはなっていたし、もしかしたら将来潜ることもあるかもしれないというのが受験を決めた主な理由。QuizKnockの動画で泳げない山本氏が10日間の勉強で取得しており、その動画内で筆記試験のみであることを知ったので、難易度的にもそこまで高くなさそうと考えたのもある。国家資格が簡単に取れて良いのか?とも思うが。

ちなみに潜水士試験は科目ごとに4割以上、全体で6割以上正解していれば合格。これを見てもそんなに難易度が高くないことがうかがえる。しかも試験は年に何回か行われており(試験会場により異なる)、落ちてもリベンジしやすい。やっぱり難易度は高くない。

 

受験の前に

詳細は安全衛生技術試験協会のHPに掲載されているので省くが、まずは免許試験受験申請書を入手して、それを送付する必要がある。申請書の郵送依頼を送り、その後送られてきた申請書を送るという手間のかかる工程を踏まなくてはいけない(申請書は直接取りに行くことも可能)。

申請書には受験希望日を記入するところがあるが、郵送の場合第一受験希望日の2か月前〜14日前までに送付しなくてはいけない(消印有効。持参も可能)ので、受験希望日から逆算して準備しよう。

申請書を送ったら受験票が送られてくる。

受験票は試験当日まで大切に保管しておきましょう。

 

試験勉強

使用した参考書はこの2冊。

7日間マスター 潜水士試験 合格テキスト+模擬テスト (国家・資格シリーズ 400)(左)

令和5年版 潜水士試験はこの1冊でまるわかり 潜水士試験まるわかりテキスト&問題集(右)

前者は先述のQuizKnockの動画内で使われていたし、ネットでも使用しているブログ記事が複数あったので購入。でも「最低限の労力で試験に合格できること」を目標に作成されていると聞き、少し不安になって後者も購入。いくら最近の頻出事項をまとめたとはいえ、必要事項はなるべく多く覚えておきたいからね。しかし内容はほとんど被っていた。

勉強法はシンプルに、まずは読んで暗記して、そしたら問題を解くという方法。どちらも過去問が数回分あるので何度もテスト出来るし、項目ごとに分けられているから、どこが出来ていないかが一目瞭然で確認もしやすい。

物理とか計算問題と聞いてちょっと身構えたが、そこら辺はそんなに難しくなかった。筆者は高校時代、化学・生物選択だったが物理基礎も習っていた(筆者が通っていた高校では物理基礎・化学基礎・生物基礎は必修だった)ので全く問題なし。というか、物理やってなくても大丈夫そうなレベルだった。気体の方程式はPV=nRTだけ覚えていたが、それでも全く問題なかった。R(気体定数)が出ないのはわかるが、n(物質量 mol)も全く出ないとは思わなかった。意外だったのは試験で電卓の使用が可能であること。計算スピードを上げる練習をしなくて良いのはとっても楽。

全体的に暗記が多い印象。暗記が得意な人は結構簡単に合格できるかもしれない。ちなみに筆者は暗記が苦手なのでそこそこ苦しんだ。でも参考書がわかりやすく作ってあるからスルスル頭に入ってくる(たまに間違いがあるけど)。過去問も好成績だった。

筆者は試験の約2ヶ月前(2023年10月)から勉強を始めたが、もっと遅くからでも良いかも。1週間あれば参考書を一周できてしまうので、やり過ぎないよう調節し、わざと期間を空けてもう一度覚え直したりした。筆者は答えを覚えてしまうので、同じ問題を何度もやってもあまり意味はないというタイプ。それゆえこのようになったが、そうでない人は何周もした方が良いだろう。今から考えれば、当日までのモチベーション維持などのためにも、もう1冊買ったほうが良かった。

 

試験&結果

そして迎えた試験当日(2023年12月)。1時間半以上電車に揺られ、その後はぎゅうぎゅう詰めのバスに揺られて辿り着いた関東安全衛生技術センター。この日は400人以上が受験していた。

なお、試験の前でも後でも良いが、ここに来たら申請書等が入った茶色い封筒を忘れずに取るように。後で使います。

速やかに教室に入り、試験直前まで参考書を読んで問題を確認。でも「まあ受かるやろ」という気持ちだった。

そして試験が始まり問題を見て愕然....

知らない単語がズラリと並ぶ....

え?今日、潜水士の試験日だよね?違う資格の試験日じゃないよね?と筆者はパニックを起こしかけた。

参考書にも載っていない問題が並ぶが、よく見ると過去問で見た選択肢があるので、消去法でいけないこともない。しかしわからない選択肢が複数あると、もうあてずっぽうである。結局3割近くの問題がわからない or 自信がないという結果に。

さらに酷いことに、過去問で見たはずの問題の答えがわからない。気の緩みか、すっかり頭から抜け落ちていた。

6割合格だからまあ大丈夫かな....? というのが試験後の感想。参考書にも載っていない問題がこんなに出るとは思わなかった。しかしそれらの問題は、参考書に出てきた単語を調べていれば解けそうな難易度ではあった。知らない単語を調べずにスルーしていたのが良くなかった。自分で調べるという努力をしなければ取れるはずのものも取れなくなることを実感した(結果的には取れたんですが)。あとモチベーションの維持は重要。やり過ぎないようにって間を空けると他のことに気をとられ、モチベーション下がっちゃうね。

 

1週間後の結果発表。こんなにドキドキするとは思わなんだ。自分の受験番号を見つけて一安心。

合格発表の2日後には合格通知が送られてきた。

この後は申請書等を提出して免許を送付してもらう。申請方法は先述の封筒に入っている冊子に書かれているので詳細は割愛。ちなみに電子申請も可能だとか(手数料が50円安くなる)。免許の送付は通常30日以内らしい。結構長い.... 筆者の場合は約3週間かかった。

届いた免許証。見せられないところが多いがご了承ください。顔写真を隠すのに使ったジョビは本ブログのアイコン。昔は免許証に性別の欄もあったらしいが、今はなくなっている。時代ですな。

 

感想

試験の難易度としては、聞いていた通りそれほど難しくない。ただ、上記の通り問題集にはない問題が出ることもあるので、運転免許に比べるとちょっと難しい。実技がないという点はむしろ楽な気もするが。

人命救助や関係法令は、覚えていて損はないどころか覚えておいたほうが良いものなので、そこを学べたという点においては非常に有意義であった。運転免許試験でも習ったんだけど忘れてたので、今回改めて確認。

 

申請書の送付など、試験前後の手続きが少し面倒だけど、国家資格としては簡単に取れる部類らしいので、興味のある方は挑戦してみてください。本記事がお役に立てたなら幸いです。