コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

2021年鳥初め

明けましておめでとうございます。

2021年もよろしくお願いいたします。

 

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牛の写真が手元になかったので2016年にマレーシアの動物園で撮ったキルクディクディクの写真を。

 

 

 

さて、元日に早速鳥初めをしました。

 

元日に大学へ行くのは気分的にはしんどいが体調は良かったので行くしかあるまい。大晦日はガキ使も紅白も見ずに寝てしまったので結構早起きしてしまった(嵐とPerfumeと乃木坂はちょっと見たかった。来年はセカオワ出るかな?)。

 

 

 

さて、無事に仕事を終え森に入り鳥初めを開始。時刻は12:30くらい。

今回の一番の目的はヤマシギ。ここには毎冬入るがいつも飛び立ってから気づく。カムフラージュ能力高過ぎである。今日こそは向こうより先に見つけたい。

ヤマシギ以外に見たい鳥はトラツグミルリビタキミソサザイである。今季は入ってるのかわからないが、ミソ以外はそこそこ見られるらしいので期待したい。

 

 

ポイントに到着。ヤマシギを飛ばさぬようゆっくり、静かに歩く。すると前方10mくらいのところからドドドッと大きな羽音を立てて鳥が飛び立ち、森の中へ消えていった。どう見てもヤマシギだった。

いきなり飛ばしてしまった・・・

 

 

 

しかし以前来たときはヤマシギは2~3羽いたのでまだ諦めるのは早い。実際、そう遠くない場所からガサガサと音がする。枝葉が茂ってよく見えないが、そこそこ大きい生き物が動いているようだ。

そう思った瞬間、そこからヤマシギが2羽飛び立ち森の奥へ・・・

全部飛ばしちゃった・・・・

 

 

 

仕方ないので座して待つことに。でもすぐには戻ってこないだろう。あんまり時間もないので望みはかなり薄い。

すると背後から「カッ、、、カッ、、、」という聞き覚えのある声が。ルリビだ!

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声がした方向を見ると青い鳥が。なんとオス成鳥!

 

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ルリビタキ

以前入っていたのは若オスだったので今年もそうだろうと思っていたが、嬉しい想定外。

 

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さすがに近所の公園と比べると遠いが、それでも7~8mといったところである。薄暗いので青い色が良く映える。

 

※近所の公園のルリビタキについてはコチラ

クリスマスルリビタキ - コミュ障カラスの生き物ブログ

2020年鳥納め - コミュ障カラスの生き物ブログ

 

 

 

しかしヤマシギは現れそうにないので、今いる場所の森をはさんで反対側の道から探してみることにする(森の中は足場が悪いし枝葉が茂っているので突っ切ることはできない。第一、森の中ではヤマシギを見つけられない)。

 

 

反対側から森を覗き込んだちょうどその瞬間、鳥が1羽飛んできた。

長い嘴。ヤマシギだ!

 

ヤマシギはこちらに気づいたのか着地してすぐ木の陰に隠れた。今度は飛ばすわけにはいかない。慎重に回り込む。

 

しかし、こちらが気づくより早くヤマシギは飛び去ってしまった。ヤマシギまでの距離はおよそ20mというところだった。

枝葉が生い茂る森の中で20m先の相手を見つけて飛び去るような鳥が相手ではこちらに勝ち目はない。しかもヤマシギはカムフラージュの天才。これではこちらが先に見つけることなどありえない。ヤマシギはここで諦め、他の3種を探すことにした。

 

 

 

再び先ほどのポイントに戻る。

 

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ルリビタキがお出迎え。さっきよりも近づいてきてくれた。

 

  

するとルリビタキとは反対の方向から「チャッ、、チャッ、、」という声が。

ウグイス?ウグイスの声はさっきから聞こえているが、それとは少し違う、もっと甲高い感じの声である。これはまさか?

 

声は少しずつ近づいてくる。しかし鳥の姿は見えない。探すこと数分、ようやく茂みの中に茶色っぽい鳥を発見。

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ミソサザイ

やっぱりミソサザイ!今回の目標の中で最も難しいと思っていたが、何とか見ることができた。しかし姿を現したのは一瞬ですぐに隠れてしまった。

 

 

 

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気づけばルリビタキが近くに。ミソは諦めてルリビを撮る。この時点でトラツグミのことは忘れていた。

 

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我ながらすごく良い写真。いきなり今年の代表作ができたかも。

 

 

 

そのとき、すぐ近くからミソの声。しかし辺りに鳥の姿はない。すぐ近く、それもほんの2~3mの場所にいるのは間違いないのだが・・・

声をよく聞くと場所がわかった。ここには間伐した材を山のように積み上げているのだが、その山の中から声はしている。そして材の山のわずかな隙間からチラチラと何かが動いているのが見える。おそらくさっきもこうして藪や材の山の中を移動していたのだろう。道理で見つけるのに苦労するはずだ。

数分してついに山の上に出てきた。

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せっかくのチャンスだったのに手前の枯れ枝にピントが合ってしまった。

この後ミソサザイは材の山に吸い込まれるように消えていった。

 

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ミソが消えていった隙間。こんな狭い場所によく入り込んだものだ。さすが日本最小級の野鳥。こんなところに入られたらそりゃ見つからない。

 

 

 

鳥初めはここで終了。

トラツグミはダメだったがミソサザイを見ることができたので満足。それにしてもこのところルリビをよく見るなあ。これからもたくさん見られるといいなあ・・・

 

2021年はどんな年になるかわからないけど何とか頑張っていきたい。