読者の皆様、あけましておめでとうございます。2022年もよろしくお願いいたします。
寅年ということでトラツグミ(2020年12月31日撮影)
今年の鳥初めは1月4日、近所の公園で行いました。
近所の公園に関する記事はコチラ↓
まずは池の様子を見に。
ここでは通年いる。池が凍っても移動せず留まる。この日はだいたい15羽くらい確認。
冬になるとやって来る。でも数は少ないしあんまり長く留まらない。カルガモに交じってメスが2羽。
ここにはキンクロハジロも毎年やって来るが、冬本番になり池が凍りつくといなくなってしまう。この日は池の半分以上が凍っていたが、まだ20羽くらい残っていた(キンクロの写真は撮り忘れた)。
普段はよく見る鳥だが、冬本番は池が凍っているので見られる場所は限られている。そしてそういう場所はたいていカメラを構えた集団がいる。今回は集団がいない場所で見ることができた。
氷の上を歩くハクセキレイ。遠目だとシギチっぽく見えたので少し焦った。氷の上を歩くのはかなりつらそうに見えるが、鳥類は脚が冷えても体は冷えない仕組みになってるらしい。それでも凍傷にならないかなど不安になるが。
モズ
池のそばの木の上に現れた。ここではそんなに多くない。思いっきり枝被り。
ガビチョウ
本来は藪の中とかにいる鳥だが、ここは池のそばまで森が広がっているからか、池の周りの小さな植え込みとかにも普通にいる。真冬なのにさえずってた。
続いては森に入って鳥を探す。
樹上にはヒヨドリ、地上にはキジバトが定番。どちらもいたるところにいる。
冬の定番。気づかずに近づいてしまい、突然足元から飛び立ったのでびっくりした。2~3羽が逃げずにいたので撮影。個体によって警戒心にだいぶ差があるようだ。
「コンコンコン....」とつつく音がしたのでコゲラかと思ったがヤマガラだった。何かをつついて食べていた。
ヤマガラと一緒にいた。ヒヨドリほどではないがこちらもにぎやかな鳥である。鳴き声のレパートリーが豊富なので鳴き声だけだと何の鳥かわからないことがある。
ウグイス
メジロのつもりで撮影したが、写真を確認したらウグイスだった。逆光でしかも黙っていたのでわからなかった。ウグイスもしばしば混群に交じる。
樹上から「コンコンコン....」という音。またヤマガラか?と思ったが今度はコゲラ。ややこしい....
すぐ横の藪の中から微かな物音がしたので見るとコジュケイの家族。藪の中なのでよく見えなかったが、1羽が倒木の上にピョンと飛びのった。コジュケイはいつも藪の中にいてよく見えないのでこれはラッキー。
そのままじっとしていると、藪の中から続々と出てきた。少し離れたところにもう1羽いたので全部で6羽。距離も近いしこれはなかなか幸運だったかも。この後すぐ通行人に驚いて藪に戻っちゃったけど。
コジュケイは狩猟鳥として昭和5~6年に全国で盛んに放鳥され定着した(ただし最初の野外放逐は1915年)外来種であるが、今のところ在来種への影響はほとんどないと考えられている。しかしアメリカザリガニのように最近になって大きな影響を与えることが発覚した例もあるので油断はできない。
一通り回ったのでルリビタキが出たポイントへ。相変わらず人が多い。
枯れ草をつついて採餌中。何故か1羽だけ。しかも1時間くらいずっと採餌してた。
鳴き声はたまに聞くけど姿は見ない。某河川ではそれなりに見た(→上皇誕生日の鳥見 - コミュ障カラスの生き物ブログ)けどここにはほとんどいない。地域差がすごい。
ようやく現れた。今季は青いのはいないらしい。
このときルリビをスマホで撮影しようとする人がいたが、2~3mほどのところまで近づこうとするので当然逃げられていた。ペットや動物園じゃないんだから.... どうやらこの人は純粋に鳥が好きみたいだが、悪意無くこういうことする人は結構困る。
毎年1羽だけ入る。じっとしていればこちらを気にせず近づいてくる。動き回るので撮影は難しいけど。
そのとき「カッカッ」とルリビの声。辺りを見回すとすぐ近くにルリビを発見。これはチャンスとカメラを構えた瞬間、何者かがルリビを追い払った。
ルリビを追い払ったのはジョビ子だった。こちらも「カッカッ」と鳴くがなんとなくルリビと声が違う。見ていたらすぐ目の前に飛んできた。
目の前の杭に止まったジョビ子。心なしかライバルを追い払ってドヤ顔をしているように見える。
さすがに近すぎたかすぐに離れてしまったが、それでも5mくらいの距離で、あまり離れようとしない。どうやらこの辺りに縄張りを構えているようである。
この場所は去年も一昨年もオスが縄張りを構えていたが、今年いるのはこの通りメス。あのオスはどこへ行ったのか.... 少し寂しい。まあ去年と一昨年のオスが同一個体である証拠はないんだけど。
この日はこれで終了。一昨年(2020年)クビキンが出て以来人が増えたが、それにしても人が減らないあたり、もしかしたら鳥見がちょっとしたブームになってるのだろうか?ルリビのポイントに人が多い。そしてマナーが悪い人もチラホラ。鳥見が広まり、理解してくれる人が増えるのはありがたいが、人が増えることは人にも鳥にもマイナスになってしまう面もあるので少し難しい。なんとか上手く折り合いをつけていきたいものである。