前回から約5ヶ月ぶりの某遊水池(前回はコチラ→久々某遊水池 - コミュ障カラスの生き物ブログ)。
Twitterでヨシゴイの写真があがるようになってヨシゴイが見たくなって行ってきました(ヨシゴイが出たときの記事はコチラ→みたび某遊水池 - コミュ障カラスの生き物ブログ)。しかし今回の狙いはヨシゴイだけではない。ヨシゴイ同様TLにあがるようになったチョウトンボも狙う。記事にしたことはなかったが、ここはチョウトンボがそこそこ見られる。まあチョウトンボがいることを知ったのは去年の夏なんだけど....
到着して早々鳥ではなく虫に目を奪われる。
3頭のオスが1頭のメスを奪い合っているようである。
オスが1頭離脱したところで手が疲れたので撮影を中断したが、その瞬間もう1頭が離脱したので慌てて撮影を再開した(5:19から)。残ったオスも半ば自発的にメスから降り、メスは飛び去ってしまった。
コハンミョウ?
小さくて茶色いハンミョウの仲間。小さいしよく飛ぶしでまともに同定したことがない。ちなみに近所にも小型のハンミョウの仲間がいるけどこれと同じ種かはわからない。
アオモンイトトンボ
イトトンボもまともに同定したことがない。普通種らしいがアオモンイトトンボなんて名前初めて聞いた(見た目がそっくりなアジアイトトンボは聞いたことあったけど)。ちなみにアオモンイトトンボのメスには、オスと似た色や模様をしているタイプと全く異なる色をしたタイプがいるらしい。これはオスと似ているタイプ。
日が差してきたのでついでにもう一枚。ずいぶん昔にイトトンボは交尾するときハート型になるってテレビでやってたけど正直無理があると思う。
これは別の場所で撮影したアジアイトトンボ。アオモンイトトンボによく似ているが尻尾(腹部)の先端部にある青い模様の位置が異なる。
コフキトンボ
実は家で写真を見返すまでずっとシオカラトンボだと思ってた。違いは胴体がやや寸詰まりであること、複眼が黒っぽい(成熟した個体のみ)こと、胸部にも粉を吹くこと、胸部に複雑な模様があることなど。ちなみにここに本物のシオカラトンボがいたかどうかはわかりません。全部シオカラだと思ってたのでチェックしてませんでした....
この他ギンヤンマとコシアキトンボとキイトトンボも確認。
そして目的のあいつはというと、簡単に見つかった。それほど数は多くないが、一際黒っぽい翅でヒラヒラ飛ぶのでかなり目立つ。
チョウトンボ
飛翔写真は早々に諦めて休んでいる個体を狙う。
発見。ギラギラしているようだが遠くからだと意外と見つけにくい。
縄張りがあるらしくあまり一か所から動こうとしない。だから全部似たような構図になってしまう。ちなみに色々設定をいじくるより、露出以外は全てオートにしたほうが上手く撮れた。なんか悔しい。
体に対し不釣り合いなほど大きな翅は紺色の光沢を帯び、漆黒の胴体が翅の美しさをさらに際立たせる。よく見ると顔も翅と同じ紺色で、真っ黒な複眼との対比がとても綺麗である。日本のトンボの中でも屈指の美しさではないだろうか。
チョウトンボはあっさりと達成できた一方、鳥の出はどうだったかというと....
時期のせいかあまり出はよくない。仕方ないので場所を移動することに。
ショウリョウバッタ(オス)
成虫になってた。7月の半ばだからなっててもおかしくないんだけど梅雨明け直後だからまだ早いような気がしてしまう。
賑やかにさえずってた。しかも複数羽。ここで繁殖してるんだろうな。でもメスや幼鳥は見つけられず。まあ巣や雛は見つけても当分載せないし探す気もないが。さすがにサンコウチョウみたいにはならないだろうが、変な人が来る可能性はある。性悪説で行動しなければならないのは正直しんどい。
木の上に3羽くらいでカワウと一緒にいた。日向だけど暑くないのか?
またいた。これもオス。スズメやシジュウカラはもう巣立っているか、2回目の繁殖を始めているころである。そんな時期にあちこちでさえずるってことはホオジロもきっと年に複数回繁殖するんだろうな。
写真撮ってなかったけどこれで4羽目か5羽目。この日は先輩フィーバーだった。
あくび。この炎天下、ずっと日向で魚を待つのは相当しんどいだろうな。サギの狩りってじっと待つ場合と歩き回る場合があるけど本人(本鳥?)たちはどう使い分けているんだろう?
長くなりそうなのでここらでいったん切ります。後編(→某遊水池で鳥見、でもほぼトンボ見 後編 - コミュ障カラスの生き物ブログ)に続く。