コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

某遊水池 カモ減少?

久しぶりに某遊水池へ。だいたい1か月ぶり。ここ最近は近所で珍鳥が出たり宮城へ行ったり大学の課題があったりで色々と忙しかったのだ。まあ大学に関してはこれからもっと忙しくなるんだろうけど。すでに不安で押しつぶされそうな豆腐メンタルの僕です。

 

 

前回の某遊水池の記事はコチラ

某遊水池でカモ観察 前編 - コミュ障カラスの生き物ブログ

某遊水池でカモ観察 後編 - コミュ障カラスの生き物ブログ

 

 

さて、某遊水池のカモがどのくらい増えているかを観察しに行ったのだが、到着して衝撃。カモが少ない・・・

たくさん水面にプカプカ浮いているので一見たくさんのカモがいるように見えるが半分くらいはオオバンである。残りの半分のうちカイツブリとカワウが半分くらい。残りがカモ。要するに水面にプカプカ浮いている鳥のうちカモの割合は4分の1くらいである。

 

 

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オカヨシガモ

今回見つけたカモの中で一番個体数が多かったが、それでも20羽少々といったところで前回より少ない。

 

 

 

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ハシビロガモとバン

白飛びがすごい。

 

 

 

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コガモ

オカヨシに次いでよく見たがこちらも前回より少ない。

 

 

 

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マガモ

この個体の他にも何羽かいたけどやはり前回より少ない。

 

 

 

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ヨシガモ

こんなに三列風切長くてカールしてたっけ?と思うくらい長く伸びている。

 

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まあこれくらいのもいるんだけどさ。

 

 

 

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カルガモの交尾

怪しい動きをしていたのでカメラを向けるとやはり交尾シーン。知らない人が見たらいじめてると思うだろうな。

 

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直後のシーン。メス完全に水没。

ちなみにカルガモの数は前回と同じくらいだった。つまりそこそこ多い。

 

 

 

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オオバン

相変わらず多いオオバン

 

 

 

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セグロセキレイ

今まで書いてこなかったけどここにはセグロセキレイが普通に見られる。ただ写真撮れたことが無いので。電線に止まっているところをようやく撮影。

 

 

 

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ツグミ

ムクドリかな?と思ったけどツグミでした。近所でも姿は見えないが鳴き声をよく聞くようになった。ただツグミは自分の中では何故か冬鳥というイメージがない。ヒヨドリムクドリと一緒にいる写真を見ていたせいか結構最近まで留鳥だと思ってた。

 

 

 

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カワウ

トリオではなくカルテット。よく見ると婚姻色になりつつある。

 

 

 

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アオサギ

 

 

 

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ダイサギ

 

 

 

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ハシブトガラス

今回何故かカラスの群れがいた。ハシブトが多いけど鳴き声からしてハシボソも交じっていたようだ。

 

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木の実を食べるハシブトガラス。左の個体は物欲しそうに首を伸ばすが近づきすぎると威嚇される。

 

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かと思いきや口移し。どういう関係なんだろうか。

この時期なのでこういう群れには非繁殖個体だけでなく繁殖を終えた親鳥もいる可能性がある。もしかしてそういう奴らかな?でもカラスは繁殖を開始する前からペアを形成するらしいしよくわからん。

 

 

すると突然カラスの群れが大騒ぎ。これはもしや・・・

見上げると群れの近くに白っぽい鳥が。やはり猛禽だ。

 

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しかしあっという間に僕の頭上を通過していったのでまともな写真は撮れず。

何だろうこれ?ハイタカ?翼の斑紋とか尾の形とかはハイタカっぽい。

 

 

この後チョウゲンボウらしき鳥も出るが確認できず。こちらにはカラスは無反応だった。気づいてなかったのかそれともこちらの誤同定か。

 

 

 

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 婚姻色のカワウ

この個体以外にも婚姻色の個体は何羽かいた。そろそろ繁殖期なのかな?カワウは生理的には1年中繁殖可能らしいけど。

 

ここで何やら妙なものを発見。

 

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え?もしやこれ巣ですか?カワウってコロニーをつくって繁殖すると聞いたのだけれどここでコロニーつくったら追い払われるんじゃないか?さすがに人との距離が近すぎる。

 

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しばらくすると枝を咥えたカワウが飛んできた。ああ、やっぱり巣ですね。右のカワウが咥えてきた枝を巣に置く(見づらい写真でごめん。マニュアルフォーカス覚えなきゃ・・・)。枝を持ってきたほう、喉が膨らんでるけどどうしたのかな?

 

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と思いきや普通の顔に戻った。何だったの?

この個体、後頭部は真っ黒だが顔はほぼ婚姻色になっている。先ほどのカワウカルテットとは逆だ。

 

 

 

ここで切り上げて帰ろうとしたときアオサギの狩りに遭遇。何やら大物を捕らえたようだ。

 

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フナだろうか?アオサギの嘴の長さ(嘴峰長)は10~13cmくらいというがこの魚もそれくらいありそうだ。アオサギは捕らえた獲物を陸まで運ぶと、いったん地面に置いて咥え直してから呑み込んだ(呑み込んでる最中のシーンは撮れず)。

 

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呑み込んだ直後のアオサギ。普段なら首の中央をまっすぐ走る線が横にずれている。大きな獲物を呑み込んだせいで中央から少し外れた部分が普段より膨らんで線が横にずれているように見えるのだ。

 

 

本日はこれで終了。今回観察できたカモはオカヨシガモヨシガモハシビロガモコガモカルガモマガモの6種類。ヒドリガモキンクロハジロは定着すると思ってたんだけどな。カモが随分減っていたのはショックだったが、野生動物なのでしょうがない。もっと冬を越しやすい場所へ移動したのだろう。そういや以前ここにアメリカヒドリが入ったなんて噂が流れたけど見つからなかったし、ここではないけどシマアジなんてコガモが入りたての頃に見られるって言うもんな。

カワウが巣をつくっていたのは驚いた。今後どうなっていくのかとても気になる。



おまけ

こんなものを拾いました。


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ペリット

大きさと落ちてた場所からカラスと思われる。

お湯につけてほぐしてみると・・・


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何かの繊維?


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トウモロコシ?


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カキの果皮?


この他は細かすぎて何かわかりませんでした。


鳥インフルエンザの危険性があるため触らないほうが賢明です。僕は拾うときもほぐすときも素手で触らないようにしました。