コミュ障カラスの生き物ブログ

生き物好きなコミュ障が気ままに書くブログです。

夜の公園

アマガエルの合唱が家の近くで聞こえるようになり、近所の公園にもいるのではないかと思って夜探に出かけた。

 

池のそばで休んでいるガガンボを発見。デカい。見慣れたキリウジガガンボとは比較にならないほどの大きさ。

マダラガガンボ

翅にある特徴的な模様からマダラガガンボと同定。ミカドガガンボにも匹敵する日本最大級のガガンボだという。

 

そしてあちらこちらから「ビーーー...」という音。これはクビキリギスですね。鳴き声を頼りに辺りを照らす。

いたいた。なんか後脚が短い気がするが.... ライトで照らしても気にせず鳴き続けているので手を伸ばすとあっさりと捕まえられた。

あれ?顔が黒い.... これはシブイロカヤキリですな。シブイロカヤキリはクビキリギスに似ているが、より脚が短く全体的にずんぐりしている。一番の違いは大腮の色。「血吸いバッタ」とも呼ばれるクビキリギスの大腮は赤い(ただし主食は植物)が、シブイロカヤキリは見ての通り真っ黒。また、鳴き声もクビキリギスよりやや低音だとか。

シブイロカヤキリ

クビキリギスはいないのか、付近で鳴いていた数匹を捕まえ調べたがすべてシブイロカヤキリだった。ここにはクビキリギスもいるはずなんだがなぁ。住み分けができているのだろうか?

動画でも撮影。同じ調子で鳴き続けるが時々息を入れる。やはり疲れるのだろうか?

 

ウシガエル

池に向かってライトを照らすと光を反射して目が光る。慎重に近づいて撮影。このときはライト(懐中電灯)で照らしながら撮っていたのだが、これフラッシュを使ったらどうなるのだろうか?とふと思った。

生き物にフラッシュ使うのは良くないという話はよく聞くし、筆者も使わないが、使わないと撮れない場合というのは当然あると思う。ただし、それは写真家とか研究者とか「撮らなければならない場合」であって、我々のような趣味で撮ってる人はそこまでやる必要はないのではないかと思う。また、フラッシュの影響は小さいと言う人もいるが、どこを見て影響は小さいと考えているのだろうか?そもそもカメラを向けてる時点でストレスは与えているから、そこにさらにストレスを追加するのもどうかと思う。

という訳で筆者は生き物にフラッシュには否定的なのだが、好奇心を抑えられず1回だけ使ってみた。うーん...明るいけど.... 結局は撮影者の腕ですね。フラッシュを焚けば良い写真になるわけではない。

ちなみにライトで照らした場合、2mくらいまで近づいてこのくらい。5mほど離れると肉眼では見えるがカメラでは真っ暗になる。

 

オオゲジ

石垣でじっとしていた。まだ3cmほどしかない幼体だが形は成体と同じ。比較対象がないから写真だと大きく見える。

足の長さがよく言われるが、触角もかなり長い。このアンバランス感が最高。ムカデやゲジのデザインを考えた人はもっと褒められるべきだろう。

 

クロゴキブリ

路上に数匹発見。家の中にいるイメージだったがクロゴキも野外に出るのね。暗いとじっとしているがライトを当てると逃げ回るので撮影は難しい。ライトを当てずに狙いを定め、フラッシュを焚けば撮れるんじゃ?と思ってやってみた。うーん...撮れたけど.... 結局は撮影者の腕ですね。なんかコレジャナイ感。個人的にはライトで照らして局所的に明るくなっているのが、いかにも夜探って感じで好き。

 

この後池の周りを見てみたが、タヌキやカルガモのほかはたまにシュレーゲルアオガエルが鳴くくらいで、アマガエルは見つけられなかった。家のそばではめっちゃ鳴いてるんだがなぁ... この差はなんだろう?